バランスされるということ その4

「わたしには夢がある。
この本とともにさまざまなことが動き出したある佳き日
アートマシャクティが必要ではなくなる日がくること
なぜなら、どこの家庭もがアートマシャクティのようになり
どの家庭でもFr.ハンク・ナンのようなお父さんがいて、
子どもたちを見ているから。 
ご清聴ありがとうございました」

まるでキング牧師の演説を彷彿させるかのように
I have a dream で締めくくられたアリ氏のスピーチ ⇒ 

会場では拍手が沸き起こった。
7分の演説最後で、ハンク氏のすべてを物語る言葉。
これを聞き
アリ氏抜きでの出版ファンクションはないなと理解。
15年前、アリ氏が初めてアートマシャクティを訪れたとき
正直「可哀そうな子どもたち」という思いを抱いていたと。
しかし、キッズを見、彼らと触れることで、
そうでないことを知り、ハンク氏の
ヒトトナリがわかったと語る。
それは初めてここを訪れたガイドにも
印象を聞いてみたが、同じことを言っていた。
普通、統合失調症躁うつ病などになると、
消極的で、オープンマインドではなくなるが
ここのキッズは皆、とても社交的である。
まだ、彼らは適宜にコミュニケートできる段階
ではないので、ときどき場違いな言動はあれども。
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「ここに来るのが今日のファンクションでよかったよ。
今までの一連のプロセスがすべて語られたからね。
さらに今日のヒーロー、ヒロインは紛れもなくキッズたちだ。
男女の卒業キッズの代表スピーチで、いかに彼らが
華麗に社会復帰していったかよく理解できた」
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とガイドは、ビデオ録画担当としてあちこち撮影しながら
短時間でアートマシャクティの全貌を把握していた。
で、いつものこと。その場でガイドは友人たちに電話をし
ASVを絶賛し、何冊もの本を友人たちにと購入していた。
「そうだ! 娘にもここASVを見学させ
 精神科医になるよう薦めよう。それがいい、それだ!!」
彼の心を一瞬にして捉えたASV。
その全貌がこの本にある。
  本の題名
 Opening to Trust】 ~ 信頼への扉 ~
「心の絆をつくり直す」
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この本をようやく日本に持ち帰れる。
さて、果たして邦訳されるのは、いつになるのか。
必要なとき、準備OK指数が一定数を超えるとき
コトは自然に動く事になっている。
これが宇宙の原理法則。
焦らないことにする。
まずはこの出版に祝福あれ!
とにかく 大活躍した
出版部長のニーラ、お疲れ様でした。
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           つづく・・・

バランスされるということ その3

ガイドには以前から
このセンター(ASV)を紹介してある。
国内で類のない奇異な施設を同国人として
知っておくといい。一度訪問するように、と。
とはいえ、
彼の住む地域から列車で片道12時間かかる。
気軽に行ける距離ではない。
今回はちょうどいい機会なので、
車で一緒に連れて行くことにした。
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ガイドには医学部に通う娘がいる。
もちろん医師になるために。
しかし父である彼は、西洋医学(アロパシー)は
【医療】ではない
と言い切る。
ビジネス以外なにものでもないと。
実際、アロパシー治療で大変な目に遭った、
または見放された友人・知人たちの苦悩を知り
東洋医学の医師に紹介し、多くを救っている。
その彼の娘が、こともあろうに西洋の医師になりたいと。
当然のごとく反対した。
インドでは西洋医師にならなくとも
ホメオパシー、アーユルヴェーダ、シッダ、
ユナニ
などの医師資格をとれば医療行為が許される。
これまでのアロパシー業界の実体を
娘にトクトクと聞かせ、それ以外の
ドクターを目指すよう説得した。
すると、
「わたしはパパの見てきたような西洋医にはならない!
 わたしの行く道を邪魔するるもり?」

と、スゴイ剣幕でまくし立てられたと。
この娘を8歳の頃から知っているが
誠に意思強固な、賢い女の子だ。
優秀ゆえに父の苦悩は深い。
ここインドでの医学教育の基礎期間は5年半。
その後の専門分野コースが2年半。
計8年かけて資格を取得する。
しかして晴れて医師になった暁に
手にするサラリーはいかに・・・
普通のサラリーマンに毛が生えたような額だと。
これは国立病院で働いた場合ではあるが。
国立病院で診察を受けた場合、
患者の負担する基本的な治療費は無料である。
手術などの特種ケースでも安価だ。
ゆえに働く医師が安月給でも致し方ない。
かといって誰もがプライベート病院に勤務できる
わけでもなく、まして自身で経営するには
長い道のりである。
だからインドで資格を取った医師の多くは
海外に出て働く傾向にあるらしい。
そして国内に残った医師は、勤務外に
他のプライベート機関で働くことが許されているので
多くは、休みを返上してダブルワークする。
となると、多く働けばそれだけ時間はなくなり
その上、患者の状態で行動も左右され、
まったく不自由な職業に思える。
日本では、子どもが医者になりたいといえば
親はなんとか学費を工面して応援してあげたいと
思うことだろう。
だがガイドは、西洋医師をマフィア同然としか
思っていないゆえ、安月給なのはともかく、
この道に進もうとしている娘の未来を憂えている。
そう。Dr.Ali の話を聞くまでは。
            つづく・・・

バランスされるということ  その2

ヒトが精神のバランスを乱すと精神病と呼ばれ
身体のバランスを崩したヒトを身体障がい者と称す。
では、それ以外の生物たちの呼称は?
【TABs】タブ Temporarily Able Bodied
   一時的能力を持つ者

と。
これは数年前、米国で行われた身体障がい者の
ための年次会議で挙がった大多数の意見。
こう語る Dr.アリ
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カウンセリングセンター率いる
今年83歳になるFr.ハンク氏の本が
4年越しで完成した。
その出版記念ファンクションが17日行われた。
わたしの好都合日は帰国前日の24日と
伝えたが、メインゲストである
Dr. Ali Khwaja の都合でこの日になった。
彼はこのあたりでは有名な
30年ものカウンセリング歴を持つドクター。
一方で建設会社を経営するビジネスマンでもある。
この日も掛け持ちでファンクションに呼ばれていた。
多忙な彼の予定を優先することがこの本の
今後の行く末を左右するので、たとえ海外から来る
モノの予定が合わずとも、この日に決行する必要があった。
それほど、彼の影響は大きく
ハンク氏とは20年来の友人。
で、わたしがこの日に出席するとなると、
別の場所での仕事をいったん中断し
バンガロールを往復することになる。
すでに日本との往復エアチケットは押さえてある。
うまいこと交通手段を考えねば、
他の仕事に支障が生じる。
ギリギリまで出席の有無を検討したが
GHスタッフ一同、待ちに待った出版である。
日本滞在中ならいざしらず、インド国内にいる。
往復18時間かけて車で行くことにした。
そう。いつものガイドを伴って。
               つづく・・・

バランスされるということ その1

女友達がやってきた。
なにやら文句を言っている。
わたしにではない。
どうやら会社経営している彼女の兄に対して。
聞くと、従業員は皆、まじめで
テキパキ仕事をこなすが、社長の兄が
まったく使えず、いつまでもうだつが上がらないと。
   あれ? 彼女にお兄ちゃんなんていたかな
   お姉ちゃんのはずだが・・・
聞きながら不思議な思いに駆られた。
彼女はわたしに向かって、ひたすら嘆いている。
そういえば彼女「完璧主義」だったな。
なるほど こんな兄にイラつくはずだわ。
ひとしきり話を聞き終え
彼女に伝えた。
   こうしてお兄ちゃんは宇宙全体のバランスを
   整える役割を、こなしているんだね

「・・・あぁ そういうこと」
途端、彼女の緊張が解け、弛緩へと替わった。
彼女の内側に「お兄ちゃん」という要素を受け入れれば
すべてうまく回るということ
に気づいたようだ。
と同時に、目覚めた。
   あ、夢、か・・・
   だからお兄ちゃん(陽)だったんだ
この宇宙は、陰陽バランスが
完璧に整っている。
どんなに「働き蜂」だけを集めても
必ずその中から「サボり蜂」が2割現れたり
優秀な学生だけ集めても、次第に落ちこぼれが
何割か生じるのが自然現象。
なぜか。
それが自然界のルールだから。
モノを上から放つと落下するのは当たり前。
「重力」があるからという小学生レベルだ。
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渡印してから数日、ひたすら寝まくった。
ひと仕事終えては5分寝て、移動中も寝て、
夜はもちろん昏々と。
その間、見る夢はリアルという域を超え
示唆的なものばかり。
来る日も来る日も。
そして重要なポイントで目覚める。
渡印一日目
こんな調子で旅が始まる。
あと一週間で、ここ南インドは「夏」。
沈みゆく真っ赤な夕日は、
季節の替わり目を感じさせる。
          
          つづく・・・

「大調和」への幕開け  その13

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「文明が発達した同じ理由で、文明は崩壊する」
数年前、NHKが放映していたティカル文明の
解説を聞き、なるほどいつの時代も同じことを
繰り返すものだとうなずいた。⇒
つまり中庸を見極められないまま崩壊まで
行き過ぎたと。
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ユカタン半島にてマヤ遺跡を初めて訪ねたとき
現地ガイドの案内と、自ら探求して得た
認識との相違に戸惑った。
3年前の通訳はスペイン語/英語だったゆえ
疑問を問うたが複雑な話すぎて不完全燃焼に終わった。
幸いここグアテマラでのガイドは日本語。
政府公認だという日本人ガイドに問う。
   マヤ文明で生贄などなかったと聞くが真意は?
政府提供の考古学的見解でガイドするのが
公認ガイドというもの。
額面通りの解説以外、対外的にできないのだろう。
ちょうどとなりに事情に精通している
エルダー、エリザベスがいる。
こんな質問を振るにはもってこいだ。
答えは、NO。
   やっぱり・・・
その後の遺跡巡りでは決まってガイドの解説のあと
「考古学的にはそのように言われています。
では、長老としての見解はいかがでしょうか?」

と、エリザベス(被征服者)側と平行しての案内だったので
いかに史実が捻じ曲げられているか思い知った。
当時の支配者(ここではスペイン人)による都合で
織り成される茶番。
国家の威信と国益は、ナニゴトをも正義に変える。
それはどこの国でも同じ。日本もしかりだ。
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昼間、神殿など6時間かけて見学し、翌朝
3日に一度しか晴れないという「朝日ツアー」に参加。
夜中3時集合。
富士登山時に購入したヘッドライトが活躍。
昼間通った道を夜中歩くと、山ザルの遠吠えが
大合唱となってジャングルに響き渡る。
まるでこの世の終わりかと思えるドス声。
しかしこれは雌ザルを呼びよせる声なのだと。
真っ暗のなか、ひたすら日の出を待つ。
インターナショナルだけあり、各国の体感が異なる。
半そで短パン姿の西洋人と、ダウンジャケットに
毛糸の帽子に包まれる東洋人
さて、30%の確率が当たるか。
   出た・・・
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これを見るだけで満足。
その後、女性エルダーのエリザベスのみの
ファイヤーセレモニーが湖で執り行われた。
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今まで見たセレモニーのなかで
もっとも美しく、愛あふれるそれに感無量となる。
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地元のスクールに通う子どもたちを支援している
エリザベストとは、チャリティ仲間になったので
今後、頻繁に交流していくことに。
さて。女性性あふれる最たる国、それはニッポン。
それを確認するべく、「大調和」をテーマに
これからがこの国に生まれた日本人としての本番だ。
                       Fin

「大調和」への幕開け  その12

ここグアテマラは日本同様、
環太平洋火山帯に属する地震国。
いたるところに地震の傷跡が残されている。
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アグア火山山麓の標高1500mに位置するアンティグアは、
スペイン植民地時代の首都であったが、1773年の大地震で
壊滅したため、1776年グアテマラ市に首都を移した。
総督府、大寺院など当時の廃墟(はいきょ)が
いまだに残ったままである。
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地震により首都を移さねばならぬほど、
自然災害による国家への影響が甚大な地域だ。
それは日本列島もしかり。
自然災害の多い国より、少ない国のほうが安全である。
確かに。
一般的セオリーでは。
しかしそれは、物質的側面からみたら、だ。
では反対側の側面、精神的からだとどうか。
地震のほとんどがプレートの重なりによる
圧の解放で起こることが多い。
では地殻の重なりとは何を意味するのか。
これぞの接点」に他ならない。
その重なりには、融合していくプレート(東洋側)
と分離していくもの(ヨーロッパ側)
とがあるにせよ、
そこは常に中間ポイントを示す。
磁場で表現すれば「ゼロ」ポイントだ。
その地点にプレッシャーがかかると、
元にもどすために揺れ(地震)が生じ調整される。
ということは、自然災害が多い場=中庸にバランスされている
極めて安定した磁場を有する地域
といえなくはないか。
世に有名な「ルルドの水」「テラコテの水」を
飲むと心身が健康になるのも、これらの水場が
プレート上に位置しているからだと聞く。
元気がない=氣が病んでいる(病気)とは、
心身の氣のバランスが偏っているにすぎないゆえ
「中庸水」を摂ることで元気になる。
これらは自然水なので、どちらに傾いているにせよ
真ん中にもどしてくれると。
では、人工的に作られた「身体によい」と
いわれる水はどうか?
例えば・・・
ほとんどの病んでいる身体のphは酸性に傾いているので
アルカリイオン水を飲むことでphが中庸に導かれる。
結果、病が癒えて元気になる。
この原理を知らないと、アルカリイオン水は身体にいい
=飲み続けると健康が保たれる、と勘違いし、
次第に中庸から遠ざかり、別の病を生み出すハメになる。
なんでもそうだが「過ぎたるは及ばざるが如し」だ。
欲張っては痛い目に遭うことになる。
ゼロポイントに調整される顕現が、自然災害だとしたら
災害という名で知らせてくれている吉兆にすぎない、
だとしたら「災害」とは言わず、「自然調整」が起こった
と表現したほうがいいのではないか。
重要なのは、調整が起こる=浄化されなければならん
無神経なコトことを、我われガイア住人がした、
という認識があるかどうかだ。
ここアンティグアでは町中至るところに
地震の爪あとが残されている。
グラっともう一度揺れたら確実に崩壊するであろう
今にも崩れそうな跡地を見たときは、
なんて危険極まりないかと思った。
しかしいまだ存在するがゆえ、
その痛みも残され気が引き締まるのだろうか。
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災害跡地が速攻で復興される近代国日本では、時を経ると
まるでナニゴトもなかったかのような意識が漂う。
東北地震で寸断された高速道路がわずか一週間で
復興された様子が世界で【驚異】だと報道されていたが、
それは「文明の力」という落とし穴かもしれない。
古都アンティグアから次世代へのヒントを受け、
さらなるタイムトリップへと
ティカル遺跡へ向かう。
           つづく・・・

ヤギの餌 

3ヵ月遅れで中米の旅を綴っているが、
現在、この瞬間(3月14日)、南インドにいる。
毎回わたしの食事を世話してくれるのはガイドの奥さん。
いつもランチボックスをホテルに運んでくれるのだが
昨日はガイドの家で食事をした。
わたしの食べるものと、ガイドのとでは異なる。
ガイドたち(ドライバー)は当然、マサラ料理。
スパイスたっぷり、油ギトギト
ガイドたちのカレー皿に、わたし用に作られた
野菜のおかずが盛られた。
すると、そのおかずは、両者のお皿を行ったり来たり。
そう。食べたくないのだ。
「これはヤギの餌であって、人間の食事ではない」
ドライバーはのたまう。
   そうよ、人間の食事ではないかもしれんが
         少なくとも聖者の食事ではある

反論するわたし。
「そのとおり。僕たち人間は『食べるために生きている』が
聖者は『生きるためにしかたなく食べている』
んだから」
ナイスコメントのガイド。
ベジタリアンであるインド人から、「ヤギの餌」といわれる
シロモノを食して過ごすインド滞在中が一番健康的かもしれない。
それにしても周囲で誰も食べない食事内容を
わたしのためだけに作ってくれる奥さん。
またその味が、日本人の口に合って
絶妙なのである。
しょう油も味噌もなく、どうやったらその感覚がわかるのか、
料理法など聞いてみたい衝動にかられたが、
「たけのこ」と「レンコン」の区別すらわからぬモノが
聞いたとて、ムダに違いないので、やめておくことにした。
春分まであと5日。
地球の替わり目であるその日、ブラフマリシ・ヒルの
てっぺんで、「ガイア」セレモニーをする。
ところはインド、しかしエネルギーは日本から送られる。

「大調和」への幕開け  その11

「順応点」
このポイントに気づき、模索していた高校時代。
その苦悩の様(さま)を「未完成」として文に残した。
自己に内在する「限界」に直面したとき
いつも決まって取る行動パターンに
気づき、呆然とした。
そのとき流れていた曲が 「未完成」。
高校時代、機械体操部に属していた。
初めのうちは誰よりも早く上達した。
一年生で先輩を差し置いて大会で好成績を収めた。
しかしその後、足の故障を機に練習を休み、
他の子たちが自分より早く上達していることが見えた。
やがて復帰してもそれ以上、前進できないポイントに達した。
自分が「普通」に思え、これ以上それを認めたくないので
「機械体操になんか興味がない」と思い込んだ。
同じことが、他のスポーツでも勉強でも、
さらに人間関係でも起こった。
ぼんやりと、しかし確実に、このままでは
わたしの未来は「不完全燃焼」だと予感。
そうならない策のため、奔走した20代。
  我われの人生には、我われが向上するのをやめてしまう
  原因となった出来事が必ずある。
  その出来事が、結果的に我われを臆病にし、
  前進するのをやめさせてしまう。
  呪術師は自らの秘められた力を開発していく過程で、
  まずこの『順応点』から自分を解放しなければならず、
  そのためには自分の人生を見直して、それがどこに
  あるのか見つけ出さなくてはならない。

        
 
  
             「メキシコ北部の魔術」より
時を経て、この課題は
誰しもぶち当たるステップのひとつであると知る。
なぜか。
それは我われが決めた物語に、人は人生のある時点で
「自己の限界に達するもの」とされてきたから。
単純なことだが、魔術師の奥義書に記されているほど
ヒトが高みに上がるときのプロセスとして
この順応点を超える必要があるのだと説かれる。
それを超えるには、俗にいう「アファメーション」し
目標を限界まで掲げ、極度の緊張状態で走り続ける
などという、陳腐な行為では決してない。
むしろそれは逆効果となる。
しかし、そこを通らなければ「そうではない」
と理解できないのが悩ましい。
結果、
目的に「向かっていく」のではなく、
自らが「目的そのもの」になっていることに気づく

その瞬間、順応点はきれいに拭い去っている。
この「順応点」と「一体点」が寸部違わず同じ点に存在している。
まるでメビウスの輪のように。
ただ、輪が半分のことろで折れ曲がり
重なっていて見えないだけ。
これに気づいたのが、ようやく20代も終わり頃。
思えばこのカラクリを探るべく、
世界を旅してきたような気がする。
その延長線で、今、中南米の風に当たれと
ささやく声がしきりに聴こえる。
インド、エジプトの「雄的」なエネルギーから
マヤ、インカという「女神」エネルギーへと
宇宙が進化しているからなのか。
「20年以上も精神世界を見てきたのだから
もう落ち着け」という順応点の声を押しのけ、
「これからが折り返し地点」という声に
魅せられ毎年中南米に赴く。
折り返しでは「陰」を知ることになる。
そこには「ニッポン」も含まれる・・・
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母なる大地 マザーアース と
一体となって存在してきたマヤ族。
その17代目の長老ドン・アレハンドロ氏の
セレモニーは、ヒンドゥーのホーマに準ずる
「火」の儀式だが、そこには女性性が見えた。
女性エルダー(長老)であるエリザベズの存在からなのか。
思えば、インドで女性がホーマを施すことはない。
というか、僧侶とは男性に限る。
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これからは女性(性)の時代
そうエリザベスの口から語られる言葉を耳にし
やはり、ここにはそのエネルギーがあると。
             つづく・・・

「大調和」への幕開け  その10

初のLLC渡航でどうなることかと思ったが
懸念していたフライト変更もなく予定通りに帰国。
とはいえ、日本には3日間滞在で最小限の用を済ませ
キャリーバックに夏服と冬服を入れ替え
すぐに機上の人となる。
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早朝、グアテマラシティに到着。
グアテマラの旧首都アンティグアに向かった。
メソアメリカ大陸に降り立つのはこれで2度目。
2009年ブタインフルがメキシコで発生した
翌月、アエロメヒコでユカタン半島にいた。
マイフェイバレット・マーク、アエロメヒコ
『被りインディヘナ』 ロゴ。
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昔から「被りもの」になぜか惹かれる。
最近その理由がわかり、妙に納得。
それを詳しく説明するにはあまりにも場違いなので
別の場にゆずるが、要は聖なるエネルギーの象徴である。
ケルトの聖人、赤頭巾ちゃん、
童話に登場する小人たちに妖精たち。
とにかく、大好きな
被りマークに抱かれながら。
当たり前だが経由地メキシコ空港には
この機体のオンパレードだ。
小躍りしたくなる。
トランジットそっちのけでシャッターを切る。
成田には「鶴」が舞い降り、
メキシコには「コンドル」が飛び立つ。
この、なる大調和の真意を
探るべく、いざ
マヤの長老によるファイアーセレモニーへ。
        つづく・・・

フリーミール

すでに3月。
本日、インドではシヴァラトリ。
そんな日に渡印が重なり、もろにインド色に染まる。
このブログは未だに11月のグアテマラすら行き着いて
いないのに、世界は刻一刻と進んでいく。
花粉の季節であるが、今年はPM2.5がプラスされ
駐車中の車がその被害の様(さま)を無言で表現している。
農薬バンバン撒いてきたし、原発で放射線垂れ流してきたニッポン。
母なる大地を完全無視して痛めつけてきたのだから
これくらいの報復は受けねばならんのだろう。
少しでも罪滅ぼしをしようかと、
4月26日と5月10日の「喰」
恒例のフリーミールを施こそうかと。
また今後、日食・月食フリーミールに関しては、
名前を明記した写真を個人アドレスに送るサービスは致しません。
ただし、どなたの寄付かを現地には知らせるため、
家族などで複数参加の場合は各人のお名前をお知らせください。
申込みは以下から↓
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