地殻変動は地球という星の営み

旅が多くなると、登山グッズが必需品となる。
旅支度のお供には
軽量、速乾性、通気性、保温性、
防寒性、耐久性に優れたモノが最適である。
特に途上国へ赴く際、
現地でナニが起こるかは未知数である。
そういう意味で、登山とは共通項がある。
それは、サバイバルという観点。
会員になっているモンベルから
会報誌が届いた。
その中にあった
「暮らしの中の防災」という記事。
日本での自然災害は「地震」をイメージするが
大きな震災を除いて、自然災害の死者・行方不明者の
半数以上が土砂災害によるものだという。
  日本の国土は7割が山地。
  降水量は世界平均の2倍
  土砂災害危険箇所は全国で52万箇所!
また、世界の大地震(M6以上)の2割
日本で起きている。
ここまでは、なんとなくわかる。
しかし、驚くべきことに
  世界に800ある活火山のうち
  110が日本にあり、そのうちの
  21が東京都内(伊豆諸島など)にある!!
地殻変動は地球という星の営みなのだから
自然災害の防止という意味での「防災」は不可能。
取り組むべき課題は「減災」
自然災害は、そこにヒトがいて
初めて「災害」となる。
地球生命体の営みから起こる
自然現象に対し、
棲まわせてもらっている人間のほうが
そこにどう合わせていくかが カギである。
それには地球の声を聴く必要がある。
動植物たちは、ちゃんとそれをやっている。
動物は地球の変化に合わせて棲む場所を変え
生態系をコントロールしている。
植物は、自身そのものを変えて地球に合わせる。
人間だけが大いなる大自然を前にして
ひたすら抵抗してみせる。
 身の安心・安全を考えるなら
 「危ないことをしない」のでなく
 「危険の感覚とそれを回避する能力向上」を
 目指すべき。

と、3.11で津波の海を泳いで
陸にたどり着いたという漁業者が語っていた。
昨日、ようやく高速道路が開通したことで
長野入りできた。
1mも積もった雪を目の前にした。
6日ぶりに物資も届いているようで
いままでは、移動するにもガソリン不足だった。
さながらの「被災地」である。
いつ、どこで災害が起こっても
おかしくない時代。
ここから何を学ぶかが、最重要課題である。

「替わり目」 波動が揺れ動くとき

 
       【立春】

      
     明けましておめでとうございます。
 
 雪。
 そして今、ここの事務所に向かっている方から、
 人身事故で電車が止まったと連絡が。
 節替わりは、
 天候もヒトの気も、現象も揺れ動くとき。

すべての問題は、陰陽のアンバランスから生じる。
明暗、静動、善悪、オンオフ。
  暦の上では、春。
  しかし外は雪。
このバランスをうまく受け入れよう。