とっておきな水の話

我が家の姉とヨーガの先生は「健康オタク」である。
彼女らと一緒にいると、ひたすらそんな話になる。
わたしの耳はそれらを素通りする構造になっているらしい。
だから普段、内容はまったく記憶に残らない。
しかし先日、彼女らが話題にしていた浄水器に
耳を傾けた。
1年ほど前から我が家に取り付けられた
一見、簡素な浄水器。
値段も一般的なので特に気にもしていなかった
ワンウォーターECOという名の素粒水精製器。
ただの浄水された水を作るのかと思ったら
部屋の四隅にその水が入ったペットボトルが
並べられ、湯船の中にもボットンと入っている。
なんでも「トンネル効果」と言って、容器を通過して
素粒子の透過がもたらされるらしい。
それにより、空間に素粒子エネルギーが豊富に存在し、
放射線は素粒子の一部である陽子、中性子、電子
に衝突して放射線としてエネルギーを失うことで
放射線の遮へい
に役立つことになるらしい。
そしてなんと、その水は4年間腐敗することなく保存され
飲料水として適合することが保証されているらしい。
だから、素粒子エネルギー空間を創りながら、
いざとなったら災害時の非常飲料水として活用できると。
なんだが今の時代にはもってこいの水かもしれない。
フリーサイエンスという会社が出しているらしいが、
同じ浄水器を使っている方が、放射線について会社に
問い合わせた記事を発見。 → 
放射線除去はともかく、普通に使っている浄水器が
単に不要のモノを除去するだけでなく、酵素としての
働きをもたらしたり、半永久的な品質があることが知れて
いつもは「かしましい」だけの女人たちの会話も、
今回は非常に役に立った。
これも原発騒ぎのお陰だ。

二元的ヴィジョンに縛られるな!

   今、日本が大変なことになっているから、
              帰国しないでしばらく外国にいたら?
南米滞在を終え、世界一周している最中のエジプトで
日本の震災情報を受けた友人に、こう伝えた。
返ってきた返事は;
「いや、逆にこっちで遊んでて申し訳ないと思ってるところよ(苦笑)。
日本にいたら何かできるんじゃないないかと思うもの」
また、米国在住20年の日本人の友人から;
「こちらで遠くから見ているだけで申し訳ないような思いでいます」
なんとも日本人的発想である。
この連帯意識という「つながり」が日本国を強靭に
してきたといえよう。その最たる事象が『神風特攻隊』だと。
なぜ、こんな大それたコトが日本人にはできるのか。
他国にはマネできない、大和魂とは・・・
そもそも国を治める長である天皇たるは、民の平和と
国の安定を司る役目がある。ゆえに明治天皇までは、
しっかりと『行』を為し、それなりの神秘力があったという。
そのパワーで大自然のエネルギーをコントロールして
いたのであろうか。天変地異などの災害で国が衰退し
民が危機に襲われると、それを抑えられなかった
自らの力量のなさを悔やみ、民に謝罪したとも聞く。
まるで『十二国記』の世界観そのものだ。
※小野不由美の小説:その名のとおり、12の国が存在する世界。
  文化、政治形態は古代中国に類似。絶対的な王制であるが
  世襲制ではなく、12の国はそれぞれ神獣麒麟(きりん)が
  天意に従って選んだ王
により統治されている。
  王は諸侯を封じ、政治をさせる。王や一部の高位の官は
  神仙として不老長寿の身体を得て、天意に従う形で国を
  治めること
を求められている。
  麒麟が失道の病にかかりそのまま死・禅譲するか、誰かに
  討たれない限り王は死なない。王とそれを選ぶ麒麟、そして
  天意とは何なのかという問いが、作品全体の主題。

つまり、古代日本の世界観とは、自然も神も現人神(天皇)も
すべて民とつながっており、起こる事象にはすべて意味があった。
  人は、危害を受けるのではないかと想像し、その想像上の
  危害から自分を守ろうとする、自己防衛の本能を持っている。
  だが、自己防衛のための努力は、結局それまで以上の苦痛を
  もたらす
。自己と他者という、狭苦しい二元論的ヴィジョンに
  縛られることになるからである。
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このゾクチェンの教えでは、最も恐ろしいものを呼び出し、
ふつういちばん守りたいと思っているものをあからさまに
供物として捧げてしまうことにより、一切の執着を
断ち切ること
が説かれている。
現在、我われ日本国では、最も恐ろしい『放射線』が呼び出され
いちばん守りたい『』『家族』『健康』を捧げられるかどうか
試されているような気がする。
結果、それによってのみ大切なモノを守ることになるようだ。
「日本國バンザイ」と命を張った特攻隊ほどにはなれないが
少なくともすべて『天意』なのだと肝に銘じ、ジタバタしないでおこうと。

民族大移動

3月は、ギビング・ハンズの事務所移転、甥っ子の独立移転
母の移転、長野の事務所移転計画など、すべてがシャッフルするとき。
この計画は昨年から決まっていたこと。
それが、よりによってこの大震災の最中と重なった。
期限までに物件を空け渡さねばならないから、
世が大騒ぎしている余震だの放射能だのに
足止めされてるわけにはいかない。
淡々とゴミ処理に追われる毎日。
引越しにともなう要らないモノ整理は、
今まで積もり溜まった毒素を吐き出す作業でもある。
なんてたくさん溜め込んできたものかと呆れ、リセットさせられる。
それは同時に、宇宙が地球生命体がバランスをとるために
起こっている
今回の震災現象にも言え、それらに心乱さず、
目の前のやるべきことを淡々とこなしていきたい。
この大移動は4月上旬まで続く。
こんな機会でもないと、毒素は溜まる一方なので
しっかりと現象を受け止め、この際思い切った処置をしたいものである。
新しく生まれ変わるためには、吐き出すことが必要だから・・・

無事、生還 ~ 人それぞれ ~

「気仙沼の○○さんから、連絡きたよ!!!」
20日の満月日。なにが起こるかと待機していたら、
こんな吉報が友人から届いた。
即、気仙沼に電話した。
生涯はじまって以来、こんなに人からの連絡を
待ちわびたことはない。
生存連絡を受けた電話口で、驚いた口調で
叫んだため、周囲の者の手が一瞬止まった。
何かあったのか?!  と・・・
瞬間 わたしの「よかった~」 の言葉で、吉だと判明。
気仙沼の彼女の家族は全員無事だった。
聞くと、住まいは高台だったので津波の影響はなし。
水も止まっていない。
地震時は当然、家族中外出していた。
友人である彼女の職場は海辺の近くなので、
「津波がくるぞぉ」の連絡で、着の身着のまま
高台に避難した。
津波が届くまでに30分。
普段感じる時間より、待っている30分の長いこと・・・
待ちくたびれて、津波なんて来ないんじゃないかと思い、
職場に残してきた車を取りに行こうとしたくらい。
「絶対に戻ったらダメ」と注意され、留まっていると
この世のものとは思えない自然の猛威が職場を襲い
社員すべての車が流されていったと

「怖かったぁ~ あんな津波見るの生まれて初めて」
と、低い声で唸る友人。
しばらくたって、職場の建物に残されていた各自のバックを
取りにいったら、なんと、東京からやってきた窃盗団に
財布だけ盗られていた!
 どうやら外国人集団のようだと。
また、近くに住む年老いた両親は津波被害に遭っている地域。
「きっと死んでいると思ったのよ。したら、ちゃっかり
避難していてね。家屋は流されたものの、他の家の屋根に
打ち上げられていて、両親だけでなく、家の中味も無事だったのよ」
両親は住まいが無事だった娘の家に避難できるのだが
「仏壇だけはなんとしても助け出す」と現場から動かないのだと。
さらに長女は、福島県の大学に通っていた。
地震当日から学校の友だち宅に世話になって無事だった。
彼女の携帯はバックもろとも塩水に浸かって使い物にならず
連絡先が不明だったため、音信不通となっていた。
唯一、バックに整体院を経営する友人の診察券があり
電気が復旧するやいなや、そこに固定電話で連絡くれた。
その整体師からわたしに連絡があったという次第だ。
   食べるものはある? 大丈夫?
と聞くと、彼女の家は水が出るので、ご近所の方に
分けてあげているらしいが、替わりにお米やら
なにやらの食材がくるのだと。
そして、「東京はどう?」と逆に聞かれた。
計画停電やスーパーでの「モノ不足」を伝えると
「大変ね。トイレットペーパーあるよ、送ろうか?」
って・・・ 今までの緊張感が緩んでなんだか気が抜けた。
自分たちはもっと大変なのに、たかだが買占め騒ぎで
モノ不足になっている東京を心配してくれるとは・・・
市の1/3は水に浸かったと聞いていた気仙沼で、
さぞかし悲惨な状態かと憂えた友人の現状を聞き、
被災地といえど、彼女のように余裕の人もいれば
わざわざ窃盗に行くボンクラもいる。
人 それぞれだ。
また、たいした被災を受けていないのに、連日の報道と
ネット情報で負のエネルギーに洗脳され、それだけで
気分が優れない人もいる。
これも人 それぞれ。
わたしが見えない気仙沼の友人家族を心配したように
日本全体が原発のパニックに陥っているという報道を
受ける外国の友人たちから、励ましメールや避難場所
として我が国に来いメールが連日届けられる。
その気持ちは嬉しいし、有り難い。
しかし、避難したとして、果たしてそれで済むのか?
被災地に向かって救援活動している人がいるというのに。
またインド聖者によると、「これは終わりのはじまり」だと。
今後、世界中で起こる天変地異のプロローグにすぎない。
こんなこと書くと、こんなときに不謹慎だと言われそうだが
これを言うのは、今にはじまったことではないから構わない。
どこにいても、何をしていても、宇宙のルールにそった
ことしか起こらないことになっている。
数日前インドに入国した知人からは、念入りな被爆検査を
受けたと聞く。すでに世界では「被爆国ニッポン」となっている。
たった今、携帯メールに安否確認を入れていた気仙沼の
もう一人の友人からも「無事」連絡が入った。
インドの友人から;
ナマスカー 私たちの母よ、姉妹よ、そして誰もがお元気でいてください。
私たちは毎日、日本の幸福を祈っています。
神の慈悲と日本人の賢明さと精神力とでこの状況を克服できると思います。
神は常に善良な人々の背後にいます。
勇気をもってこの問題に立ち向かってください。
日本は、広島・長崎の原爆のあとでも世界中の国々の上に
立つようになりました。そうです。
日本は、自然災害による有害な損失に対応しながら
間違いなく再び復活するでしょう。
Namaskars. Please take care of our mother,
sister and every one and every day, we have been praying
for the well being of the Japan.
God is gracious and the people of Japan are wise and
courageous to manage the situation, I hope.
God is behind always the good people.
Be bold enough to tackle the problems and Japan,
even after Hiroshima and Nagasaki, it becomes dominant
among the countries of the world and yes,
it will come up again managing the hazardous losses caused
by natural calamities, no doubt.

被災地へ毛布と衣料品を

中野区のNPO仲間 日本リ・ファッション協会からのお願い!
被災地へ毛布と衣料品を。
以下転送;
============================
■被災地に送る毛布と衣類の寄付のお願い
日本リ・ファッション協会では、
東北地方太平洋沖地震の被災地に対し
一般の方々から集めた毛布や衣類を
救援物資として寄贈を始めました。
輸送は、現地への通行許可を持っている会員企業様に依頼しており
主に福島県、宮城県の被災地に運んでいただく予定です。
そこで、皆様のご家庭で、下記のものがございましたら
「リ・ファッション ラボ」へ寄付をお願いします。
・毛布、タオルケット
  クリーニングや洗濯済の清潔なものに限ります。
  できれば新品が望ましいそうです。
・衣料品
  現地の情報を受けて当協会で判断し、
  被災地に送るのに適したものと
  そうでないものを仕訳けいたします。
※被災地に送らないものは、
  主に収益金を被災地へ寄付をする目的で開催する
  チャリティーイベントで活用させていただく予定です。
  それ以外の用途に使うこともありますが
  決して無駄にしないことをお約束します。
その他、詳細はこちら。
「リ・ファッション ラボ」
http://www.refashion.jp/lab/index.html
●送付先
〒342-0043 埼玉県吉川市小松川587-1
一般社団法人日本リ・ファッション協会
TEL:03-5942-3028
※品名欄に「救援物資」とご記入ください。
≪ご注意≫
1.直接のお持ち込みは原則ご遠慮ください。
2.この件についてのお問い合わせは、
原則メールでお願いします。
担当は通常、打合せに出ているか倉庫にいることが多いため
メールのほうが連絡がつきやすいです。
info@refashion.jp
皆様との連携で、一人でも多くの方が
暖を取ることができたり、
少しでも快適に過ごせることを祈りながら
この取り組みをさせていただいます。
ご協力いただけますようお願い申し上げます。
==================================
●上記の情報が掲載されているサイトURL
被災地に送る毛布と衣類の寄付のお願い
(日本リ・ファッション協会の公式サイト)
http://www.refashion.jp/index.html
被災地に送る毛布と衣類の寄付のお願い
(日本リ・ファッション協会 鈴木のBlog)
http://ameblo.jp/ref-suzuki/entry-10831613581.html
どうぞ宜しくお願い申し上げます。

一縷の望み

一昨日、四国出張から帰り、わずか2日しか東京を
空けていなかったのに、まるで浦島太郎のように感じた。
原発情報、交通網の混乱、節電、いまだに間断なく
続く余震とスーパーに群れる人たち。
本土から陸続きでない四国は、いっさい地震の揺れもなく
関東・東北方面に親戚縁者も少ない地域だけあり、
まるで外国から報道を眺めているようすだった。
その間、世界中の友人・知人からメールをもらった。
自分たちができることは、安否確認と祈ることだけだと。
宮城県気仙沼に住まう友人家族と連絡がとれない。
あらゆるメディア手段と知人を介しても、、、わからない。
海外の友人たちは、こんな気持ちでわたしに
連絡をとってくるのだと痛いほどわかる。
今朝一番でインドから電話が入った。
「ナマスカ、マダム。 無事か? 家族は?」
   大丈夫、皆、無事
たったこれだけの会話。
2004年12月、スマトラ沖地震ではわたしが彼に
同じ電話をした。
日に日に明らかにされてくる被災地の未曾有の惨事と
被災者の状況を思うと、心が潰れそうになる。
無休で救助に当たっている方たちにすべてを委ねて
祈るしかないことに、心が痛む。
かといって遠く離れた我われにできることを思いつくまま
勝手な行動をとることは、決して賢い方法とは思えない。
今は大きな流れを眺め、しかるべき窓口へ義援金を
送ることが最大の方法だと思う。
あとは、不自由な中で淡々と生活し続け、来るべき
支援の機会に備えるしかないのだ。
それは、スーパーで食料を買い占めることでもないし
トイレットペーパーを確保することでもない。
インドのトイレ事情は紙を使わないから、うちでは
紙がなくなったら水で処理することに決めている。
インドでは日常茶飯事の停電なのに、日本では
大問題となる。
残された我われが、今後のことを支えていく側に
いるのだと自覚し、不足の事態を受け入れ、
普段の生活を送ること。
その上でできることを支援していく。
これが今、わかっていること。
   連絡ください
   わたしにできることは何でもしますので

今日も気仙沼の友人あてに伝言ダイヤルに録音してみた。
一縷の望みを託して・・・

そのまんまでいい

「うちの息子は、生まれ出る前のこと覚えてるんですよ」
    うわぁ~ こんな身近にいたんだ!!
事務所に貼られている、映画「うまれる」のちらし
を見ながら、ある業者(女性)の方と打ち合わせを
していたときのこと。
周囲のママ友から、子どもの誕生前記憶の話をよく聞くので、
子どもがまだ4歳の頃、試しに聞いてみたのだそう。
「ママのところにくるときのこと、覚えてる?」
返事は「うん」。
なんでも雲の上にいたとき、白いお髭のおじさんから
「どこに行きたい?」と聞かれた
と。
そこで見下ろしたらママがいたので「あそこ」と指差した。
するとお髭のおじさんから「いいだろう」と、ひと言。
「螺旋階段を降りていくとたくさんのドアがあるから
開くところを見つけて入っていきなさい」と誘導され
生まれてきたというのだ。
    やっぱりな・・・
子どもは親を選んで生まれてくるとはいえ、
『大いなる存在』の後押しと “許可” があるのだ。
各人のホロスコープを紐解くと、素晴らしい天の才
見てとれるのに、表に現れてない人がいる。
聞くと、たいていの場合、親からの抑圧が存在している。
で、その 『圧』 すらも出生チャートに表れているのだから
これも生まれる前に決めてきたシナリオなのだと理解できる。
ということは、漬け物石のような 『圧』 を含めた人生脚本を
生まれる前に “大いなる存在” と打ち合わせしてきているのだ。
自分を取り巻く存在は、すべて必要な役者と舞台と小道具。
この「しくみ」がわかったとき、人は緊張から解き放たれる。
そのまんまでいいと。
ヘタに小細工して生きようものなら、シナリオを全うできなくなる。
すると、どこかで「やり直し」がやってくる。
だから、ナチュラルにシンプルに行こうと・・・