重荷を脱ぎ捨てる

中米グアテマラの旅8日間を終えるとき
ふと、それぞれの旅支度の様(さま)を観た。
同じ日程で各人の荷物の量が異なる。
海外渡航歴の長いわたしにとって、
自宅には「旅セット」が常備されている。
行く場所と季節によって衣類を入れ替えるだけ。
また旅期間が1週間でも1ヵ月でも
持参するものは大して変わりない。
で、毎回感じること。
  こんなもの持ってこなきゃよかった
そう。
必ず使わないものが
キャリーバックの一部を占領する。
ずっと一箇所に留まる旅ならいざ知らず
旅とはアチコチ移動するもの。
都度、宿で荷を解き、朝にはパッキングする。
このとき、使わないモノが居座る煩わしさに
ため息が出る。
最後の宿を出るとき、皆のスーツケースが
エントランスに並んだ。
  これからはもっと効率よい旅支度にしよう
自身のキャリーバックを見ながらそう思った。
その願いが叶ったのか、あまりの強行旅に
疲れ果てたのか、
空港で機内預けバックをチェックインしてから、
愛用のキャリーバックが静かに姿を消し去った
そして、未だに帰ってきてくれない。
帰国してからそのことを気にしている間もなく、
10年近く世話になった、住居の移転作業が
怒涛のごとく始動した。
仕事をこなしながら一週間でかたづける。
出るわ出るわ、使わなかったモノたちが。
(要はゴミ)
旅ではバックに入れて持ち歩くから要らぬモノが煩わしいが、
家に置かれたそれらのモノは見てみぬフリができる。
奥にしまわれたモノたちは
何年も静かに鎮座している。
思えば20歳を超え、ひとり暮らしを始めた頃から
賃貸更新などしたことないほど2年おきに移転していた。
ここ東中野が生家暮らしを除く、人生で一番長居した場所。
「臭いものに蓋」原理で、
古い波動とともに背負う
エナジーほどマイナスはない

わたしのように国内でも地方と行った来たり
まして海外に半分出かける生活だと
まるで「モノ」に家賃を払っているようなもの。
反面、そこに居ないので、溜まった古い波動の
影響も受けにくいかと思いきや、以前
風水師匠からのご指摘でハッとした。
「あなたの衣類が『そこ』にあったらダメです」
そう。
『あなた色』に染まったものがあるだけで
その住まいの波動の影響を受けるのだと。

だから一人住まいはスッキリしている人でも
実家に使わない過去のエネルギーがあるだけで
その影響は甚大である。
うちの家族には「かたづけ」の天才がいる。
小さい頃からその才を発揮し、3歳のころから
親の手伝いをしていた姪っ子だ。
嫁いだ先の家もよく引っ越すが、
毎回移転に際し、捨てるのは
冷蔵庫にある「調味料」だけだと!
不要なモノは即捨てるか必要な人にあげる彼女。
わたしがモノをどう処理していいかわからず
グズグズしている脇で、機関銃のような動きと
コンピューター処理ほどの頭脳でモノが
片付けられていく様(さま)は、とても
我が血統とは思えぬほどの、アートである。
モノに囲まれている方:
「禊ぎ女神」の姪っ子を貸し出しますので
どうぞ有効利用ください。

過去の報告

10月24日
インドネシアから北インドに移動。
インド占星術のインターナショナル・クラスに参加し
その後、南インドで仕事とチャリティ活動に明け暮れ
怒涛のごとく3週間が過ぎ去った。
日本に一時帰国するも、中米(グアテマラ)に飛び
帰国した翌日には12月となっていた。
で、
気づいたらブログが2ヵ月間 空白状態。
その間のイベントは、まるで数年前に
終わったかのような感覚に襲われるほど、
濃い「とき」が流れた。
過去に遡っての報告
その1:半影月食@フリーミール in 南インド
11月28日
3000人ほどの子どもたちにフリーミールを施す。
5月は夏休みだったので子どもたちを集めるのに
ひと苦労だったが、今回は学校で行った。
その代わり、経費節減として
一部料理を自ら行うことに。
担当スタッフの親類縁者を総動員し、
朝5時から昼の施しに間に合うよう調理開始。
画像

画像

支援者の皆様。
フリーミールを施した写真はとっくにインドから
届いておりますが、多忙ゆえ、皆様のお手元に
お送りするまで今しばらくお待ちくださいませ!
その2:手作りバック ADFの子どもたちにプレゼント
日本のスポンサーが余り布を利用し、
手提げバックを手作り
画像

子どもたちに手紙、文房具、写真などの交流のほか
こんな手作りプレゼントもいいかも。
里親だが、「母」なる温もりが伝わりそう。