UFO マジック

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え! UFO?? ってか。
10日ほど前、長野県の浅間山麓に出現した「レンズ雲」
地元の新聞ネタにも取り上げられたほど、近年では珍しい
気象現象だとか。
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この未確認飛行物体的 『雲』 が、地上に4機も並んで
小一時間ほど停滞していたというから、地元人の間では、
ちょっとした騒動だったようだ。
2日前、出張でこの地を訪れたら、みなの携帯に写真が
収められていた。
   ん~ 何なんだ、この外応は・・・
数ヶ月前、10年ほど昔に手にした「アミ小さな宇宙人」
文庫本になっていたので、インド行きのお供として
読み返していた。
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そして最近では、友人が映画「フォース・カインド」を観たと
ストーリーの一部始終を話してくれた。
※多数の住民が行方不明となり、不眠症を訴える人々が
 増え続けるアラスカ州ノーム。この事態を不審に思った
 ノーム在住の心理学者タイラー博士は、催眠療法で彼らの
 不眠の理由を解明しようとしていた。65時間以上に及ぶ
 記録映像と、再現映像によって構成された異色サスペンス。

この3つ(レンズ雲、アミ本、The 4th映画)の共通項は「UFO」
ちょっとしたシンクロが重なったので、しばし考えてみることにした。
「アミ・・・」をはじめて読んだとき、どれほどの人に配り、
薦めたことだろうか。
なんと、今では「アミ小さな宇宙人」映画化プロジェクトなる
ものまで出来ていた。
http://www.amiproject.net/
ここでの世界観を多くの人びとで共有できれば、あっという間に
世界のすべての問題が解決するであろうと、このプロジェクトに
敬意を表したい。

現代のパラドックス

「メリークリスマス! This is present for you.」
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               南の国のサンタさん
12月25日、バンガロールのカウンセリング・センターを
訪れた。ハンク氏のカウンセリング本 出版プロジェクト
のチェックのために。
  ん~ もうちょっと時間がかかるんだよ・・・
と、ハンク氏。クリスマスだったこともあり、センターから
はじめてプレゼントなるものを受け取った。プロジェクトが
期日どおりに進んでいないことの言い訳かのように、
ナンだか機嫌取りされた気がしないでもない。
まぁ 書くのはハンク氏自身なので、こちらはヤキモキする
しかないのだが、できるだけ早く進めるにはどうしたら
いいかが、いつも悩みどころである。
今回はダイレクトにはっきりモノ申すことにした。
秘書と並んで神妙な顔をして聞いていたが、ハンク氏の
年齢(80歳近い)を考えると、悠長なコトなど言ってられない。
ふと、いつもの部屋を見回すと、前回見かけなかった
何かの標語タペストリーが掛けてあった。
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書いてある内容をジッと眺めていたら、またハンク氏が
「Take it.(持ってっていいよ)」と・・・
いやいや、これはどうみてもハンク氏がダージリン在住
のとき手に入れた、年季ものだと見て取れる貴重品だ。
写して帰るからいいと断わったら、「まだ他にあるから」と。
気を使わせてしまったのかな、ちょっと反省。
それは、The Paradox of our Age(現代のパラドックス)
という表題の、ダライラマ14世のお言葉。
[The Paradox of our Age]
We have bigger houses, but smaller families:
more conveniences, but less time.
We have more degree, but less sense;
more knowledge, but less judgements;
more experts, but more problems;
more medicines, but less healthiness.
We’ve been all the way to the moon and back,
but have trouble crossing the street
to meet the new neighbour.
We build more computers
to hold more information,
to produce more copies than ever,
but have less communication.
We have become long on quantity,
but short on quality.
these are times of fast foods,
but slow digestion;
tall man, but short character;
steep profits, but shallow relationship.
It is a time
when there is much in the window,
but nothing in the room.
His Holiness
the XIV Dalai Lama

[現代のパラドックス]
家は大きくなったが、家族が少なくなり、
便利になったが、時間がなくなった。
学歴は高くなったが、分別がなくなり、
知識は広がったが、判断力が鈍くなり、
その道の専門家は増えたが、問題も増え、
薬は豊富になったが、健康な人が少なくなった。
月と行き来できるようになったが、
道を渡って新しい隣人に会いに行くのが難しくなった。
コンピュータの製造が増大し、
かつてないほど大量にコピーできるようになり
多くの情報が行き渡るようになったが、
コミュニケーションが少なくなった。
量は事足りるようになったが、
質が危うくなった。
昨今はファーストフードの時代だが
消化がスローになり、
体格は良くなったが
品性が衰え、
収益は増えたが
関係が希薄になった。
それは
外側が充実して
内側が空虚な時代である。
ダライラマ14世

          2010年がはじまりました。
          明けましておめでとうございます。

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新年恒例、我が家にヨーガの先生からお花が届いた。
昨年の米に続いて 『麦』 がやってきた。
これからの時代、このパラドックスにいかに多くの人が
気づけるか、未来はこれにかかっているように思われる。
最終的に我が家にやってきたダライラマ法王のお言葉。
毎日拝み、チベット色にあやかれるよう、花の横に備えた
ティンシャを鳴らして、いつも玄関をキーンと澄み渡らせようと。