文字通り(literally)ではなくもっと寛容に(liberally)  その3

毎年恒例の、お米の収穫後に施す
「生米(いくるまい)」@フリーミールを依頼する。
これは通常の、記念日@フリーミールとは異なり
ギビング・ハンズ・ファームからの依頼である。
ガイドには、米の収穫のお礼だと
施すときの作法(写真の撮り方)を伝える。
すると、ガイドは
ボードに描かれたイラストを見て思いつたのか
ハーベスト(収穫)@フリーミール
として、インドで収穫された作物をもって
施してくれた。
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これぞ
文字通りの事務的作業ではなく、ガイドによる
リベラルな発想の「収穫感謝祭」となった。
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気候が不安定だったにもかかわらず、
まずまずの収穫だったことに感謝し
購入者からの寄付金で今年も
無事フリーミールを子どもたちに施せた。
インドのスタッフは、教育委員会と交渉し
都合、100箇所以上の学校と話をつけている。
遠くは80km先の貧しい学校までフリーミールを届ける。
毎日施しても、一箇所には3ヵ月に1回行くことになる。
4年目を迎えたフリーミールサービスも
だいぶシステムが整ってきた。
思わぬ「感謝祭」となったフリーミール模様を、
アルバムからお楽しみください。⇒ 

文字通り(literally)ではなくもっと寛容に(liberally)  その2

占星術は古代の哲学であり
科学であると、インドの先生たちは言い切る。
「科学」というからには、
検証結果が「いつも」正確であることが問われる。
しかして現場でのリーディングは
正確でないことが少なくない。
時代、国、バックグラウンドが異なる人物を
対象に行う検証は、都度、
さまざまな角度から分析しなければならない。
5000年前のインドと現代の背景は変化している。
まして異国人を分析するには
頭を柔軟にする必要がある。
古典に載っている文言をそのまま
現代に当てはめると、意味が通じないことがある。
例えば
「言語」を表すケートゥを、今は
コンピューターの「プログラム言語」にも当てはめる。
わたしがラジーフ・チョークと
バスの車掌に伝えたとき、
【文字通り】なら
「そんな停留所はありません」となる。
おそらくインド人にはそう答えたかもしれないが
わたしを見て「外国人」「女性」「一人」
という状況を判断し、なにを意味しているのか
車掌は推し量ってくれた。
そう。
現代の占星術リーディングは
   More liberally, not literally.
  
  「文字通りではなく、もっと自由に」
と、常にティーチャーから促される。
             つづく・・・

文字通り(literally)ではなくもっと寛容に(liberally)

クラスが終わったので
いつものようにメトロに乗る。
なかなか電車が来ない。
やっと来たかと思うとホームで
止まったまま動かない。
日本と違い
なんのアナウンスもない。
乗客自らが外に出て調査する。
乗っていた客が次々外に出て行く。
ここはインド。
このままボ~っと乗っていては取り残される。
降りたからといって
別ルートで帰れるのかどうか不明。
しかし、
行動しないといつまで経っても状況は同じ。
   なにがあったのか?
まず隣にいた人に聞いてみた。
「前の電車のトラブルらしい」                                                                                                     」
この時点で降りることを決め外に出る。
さてどうするか。
改札口は人であふれる。
だれも払い戻しなどせず、Suicaのような
メトロカードをタッチして外に出る。
改札に地下鉄乗務員は一人しかおらず
代替えルートを聞こうにも
同じような客が押し寄せている。
地上に出る。
右も左もわからないのだから
同じ状況のインド人に聞くしかない。
聞くにもポイントを絞らないと
皆、自分のことで精一杯。
頭をクリアにする。
全線止まっているかもしれないが
まず別ルートで行く一番近い駅を目差すことに。
それから先は
その地点の地下鉄がどうなっているかを確認してからだ。
  ラジーフ・チョークに行くには?
婦人に聞く。
彼女も同じルートだとわかる。
バスで別の駅に行くから付いて来て、と。
「別の駅」の名前は初めて耳にする。
聞き取れない。
バスに乗る。
インドのバスは乗車口に車掌がいて
乗ったとき行き先を伝えて切符を買う。
行き先のバス停名がわからないので
「ラジーフ・チョーク」と伝える。
「ラジーフ・チョーク・・・?」
考え込んだまま数秒。
もう一度伝える。
やっと切符を切ってくれた。
10ルピー払う。
婦人は混んでいるバスで降りられないと
困るので、降車口にすでに進んでいる。
婦人と離れているわたしはどこで降りるのか
周囲の乗客に聞く。
   ラジーフチョークは?
皆、「?」と、顔を見合わせる。
婦人が遠くからこっちに来いと
声をかけてくれる。
よかった、気にかけてくれていた。
これで彼女と一緒に降りればいい。
とかく非常事態では
自分のことでいっぱい。
ずっとヘルプしてくれるとは限らないから
都度、別の人をつかまえて助けを求める。
婦人はバスを降りて
メトロまで一緒に連れて行ってくれた。
見たことのない駅。
ラジーフ・チョークから数駅先。
これで車掌と乗客がクビを傾けた理由がわかった。
しかし車掌は
わたしの言葉の意味を汲み取り
そこに一番近い停留所の切符をくれたのである。
              つづく・・・

異文化を活用するメリット

グアテマラでの「ラテンを学ぶ」
日記がまだ途中だが
すでに今は、インド。
首都ニューデリーにて国際占星術クラスに参加。
ロシア、台湾、日本、インド、アメリカの
異なる文化人が、インドの古代文化である
ジョーティッシュを学ぶ。
学ぶ道具は同じだが、誰にどのように使うかは
各国の文化的背景、習慣により
作法を変える必要がある。
また、50 名ほどの異文化人たちが
集うクラスでは、毎日発見がある。
ときは争い、驚き、笑いがある。
そこは
「異文化」という潤滑油が
互いの寛容さを引き出す。

ここインドの定番の習慣である
「変化の時期には施しを」
を意味するフリーミール。
11月3日の金環皆既日食(日本では観られない)
に、いつものようにインドの子どもたちに
フリーミールを施そうと思う。

    日食・月食は
    地球にとっての変化のとき。

つい先日も
関東では台風が多大な被害をもたらした。
ここインドに来た早々、TVは
オリッサ州を襲ったサイクローンの
話題で占めていた。
マザーアース地球が、変化に適応するため
身震いしているのだろう。
少しでもその身震いが緩和されるよう、
地球変化にともなう善事を行いたい。
11月3日
金環皆既日食@フリーミール

受け付け開始します。
締め切り:(インド帰国日)10月31日
申し込み ⇒ 
異文化を知り、
活用できることで善事が増えるのがうれしい。