とっさの出来事に対応できる能力 その4

判断の基準、それはである。
なんてコトを言い出すと、
途端に引いてしまう方が少なくない世の中。
ここではチト場違いなので
その解説を知りたい方は⇒ こちらへ
まず、
この不安定な過渡期をどう乗り越えるか。
あらゆることに注意を計り、疑問視してみる。
それはまるで
子どもの頃にもどったように、だ。
   なんで夜は暗いの?
   子どもはなんで「元気」なの?
   なんで昼は星が見えないの?

これは
実際、姪の子(6歳)からされた質問。
こういった周囲にある
見えるもの、聴こえるもの、感じたことに
「どうして?」
と疑問符を立ててみる。
子どもは、まだ知り得ていないコトに
関しての単発疑問が多いが
大人である我われの観察とは
ある出来事に対して、複合的に分析するということ
例えば、数日前こんなメールが届いた。
―---------
昨日、歯が欠けたので
きょう歯医者に行った。
会社が合併したから
保険証のちょうど切り替え時期なので
実費がかかった(戻ってくるけど)。
歯医者に昼休み行ったので
13時過ぎに昼食をとっていたら
取締役と! 店で同席。
まるでサボってる人みたいに思われ・・・
なんだか知らないが
ブログのアクセスが今日はいつもの3倍あり
そして、家に戻ったら初の謎の断水
これは一体なんなの?
―-–------
単発で眺めると
ブログのアクセスアップ以外
踏んだり蹴ったり。
なんという日だまったく~
と、普通だったら凹むような連続。
しかし、これをナニかの前兆と捉え
「観察」対象として立ち止まり
これらが示す
大いなるしるしを読み取る。
答え合わせのために
わたしに投げかけてきた。
自分以外の者(ここではわたし)が
分析する場合、
コトが起こった者の現状と
向かっている方向を最低限把握していること。
この方は、数年前から
会社が合併するタイミングで
リストラになるかもしれないからと
準備をはじめる
もし、そうなったら都会を離れ移転し、
起業しようと手に職をつけていた。
結果、合併後もポジションがあり
今までと何ら変わらぬ日常が過ぎている。
さて
これらをどう結びつけ、分析するか。
まぎれもなく
●天からのメッセージ:「替わり目だよ~」

・保険証の切り替わり時にタイミングよく
(現象からみたら悪く)歯が欠ける
 ⇒ 「替わり目」には突発的出来事がある

・一時的出費、あとから返金
 ⇒ 「替わり目」には何かと出費があるが
   未来への投資、後から返ってくる

・「取締役」に会う
 ⇒ 起業する=あなたが社長だよ!
・アクセスアップ
 ⇒ 事業が発展する
・なぞの断水
 ⇒ 今までの「流れ」が止まり別の流れになる
と、こんな具合に前兆を分析し
次なるステップで判断する。
「起業を積極的に推し進めよう!」

(ポジション確保という「ぬるま湯」に浸かるなよ~)
そして実際の行動へと進む。
この「サイン読み取り」分析は
十分解析できなくともいい。
というか、訓練してナンボである。
100点中、もし30点解析できれば
残りの70点は「しるし」として
また何らかのイベントがやってくる。
こうして天は、行き先案内人のように
多くのヒントを周囲にちりばめてくれている。
それに気づくかどうかだけ。
さらに
そのしるしに対して、
 ①現時点の自己の持つ知識・知恵だけで答えを導く
 ②疑問に対して疑問が生じたら、とりあえず保留にしておく
 ③あらゆる方向から答えを探り、点と点を結んで思考する

これを
普段 何気なく過ごす生活の中でひたすら行う。
するとあるとき、点と点が結ばれ
華麗なる回路が出来上がる。
ポイントは
瞬時に「点」を意識すること。
わたしが意識して解析モードに入るときは、
風呂タイム、朝晩の眠りの前後。
つまり、
リラックスして潜在意識が優位になるとき
答えがやってくることが多い。
訓練していくと
向こうから「応え」がやって来るのだ。
そう、「答え」ではなく「応え」。
つまり、天が応じる=回線がつながる感。
①の「自己の持つ知識・知恵」が不十分だと
②に進んで保留のままになり、結果忘れ去られる。
これだと訓練にならず、スキルアップにつながらない。
公文式ドリルと一緒で、
何度も何度も繰り返し練習する必要がある。
しかし、
分析に必要な基準となる知識・知恵に限界があると
問題集が解けずイヤになる。
だから
ユニヴァーサル・ルールをできるだけ
多彩にインプットしておくこと。
一定量インプットされると
あとはその応用だけなので、スラスラ解けるようになる。
カンタンである。
とにかく実行あるのみ。
気がつくと
「知恵」が「智慧」に変わっている。

とっさの出来事に対応できる能力 その3

サバイバル力、臨機応変力とは
ある種、
動物的能力、直感・直観に優れた勘(カン)である。
動物といっても、温室でぬくぬく
育つペットではなく、
いつも敵と対峙している
野良ネコや野生の動物たちのコトである。
彼らは常に
瞬時の判断を余儀なくされる。
使われる能力は
①観察力、②分析力、③判断力、④実行力
① 注意深く周囲を観察することで
  何気ないコトにも意識を向けること
② 立ち起こるすべてを「外応」と捉え
  その「徴(しるし)」を分析する
③ 分析した結果に則して、判断し選択する
④ 選択し決断したことを実行に移す

この作業を瞬時に
より速く、数多くこなすことで能力が訓練される。
これは
単に臨機応変力アップだけでなく、
先を見通す千里眼 ともなる。
そのためには慎重に生きる必要がある。
そして重要なカギは ②の分析力
ここでしっかり分析するには、
ナニを基準とした解析かで、次の「判断」が大きく左右する。
ではいったい、ナニを基準にしたらいいのか?
                つづく・・・

とっさの出来事に対応できる能力 その2

インド人と仕事をしていると
彼らの臨機応変能力に驚かされることが多々ある。
すでに決まった日程で、アシスタントもスタンバイ
しているイベントに、わたしの舌先三寸の
思いつきで「変更」を余儀なくされても、
その場でそれに応じた
アレンジをミゴトにやってのける。
そういう意味でインド人は
カメレオンのようにその場その場で様変わりする。
日本であれば、たいした内容変更でないのに
「後日、あらためて」となるようなものでも
彼らはその場で対応できるあらゆるモノを
駆使して対処する。
フリーミールでの対応でも
基本、1ヵ月前に依頼するのだが
直前のオーダーでも今のところナンとかしてくれる。
これは日本人より彼らのほうが
適応能力が高いからなのか?
否。
適応能力というより、普段から
そのように訓練されているから
インド人は計算が早く、暗算が得意である。
なぜなら、取り引きなどや買い物で
釣り銭をごまかされないようにだと聞く。
変化に強いのも、インドに日本基準の
「安全」などないに等しいので
リスクマネージメントは自己責任である。
自然災害で橋が決壊しようと
道路が陥没、分断されようと
自力で目的地までたどり着く。
誰も助けてくれないから。
こんなサバイバル環境に生きているから
とっさの判断能力が自然に身につく。
昔の日本人もおそらくそうだったであろうが
今は至れり尽くせり。
そんな訓練はなされず、次第に能力が退化していく。
それを今、目覚めさせる必要がある。
時代遅れにならないために。
        つづく・・・

とっさの出来事に対応できる能力 その1

計画性。
これは、
モノゴトを遂行する上で必要な能力。
では、
計画さえきちんと立てておれば
モノゴトがうまく運ぶのか。
はい、
予期せぬコトが起きなければ。
そう、
もし、イレギュラーなことが起こったら
その計画は泡と化す。
そんなときに必要なのが
「臨機応変力」
とっさの変化に対応する能力。
これは得手不得手がある。
たいていヒトの能力はどちらかに傾いている。
計画をきっちり立て、そのプロセスを
順序だてて遂行していくことに長けて
いるヒトは、イレギュラーなことに弱い。
行き当たりバッタリ、その場しのぎ
でモノゴト進めていくタイプは、
とっさの対応などお茶の子さいさい。
というか、いつもその場で考えるから
「とっさ」という概念がない。
このタイプは長期的視野に欠けるので
計画性のなさで先々エライことになる。
両タイプにもメリット・デミリットがある。
両者がセットで行うプロジェクトなら
お互い補えるが、
自分自身の人生だとそうはいかない
自分の船頭は自身しかいないから。
   さて、どうしたらいいか?
カンタンである。
偏っている能力を訓練するのだ。
これは「弱み」だと理解して訓練するので、
どんなに鍛えても「強み」とはならない。
あくまでも「強み」の補助にすぎない。
そして、
今、宇宙は地球は、そして日本は
臨界点に達しようとしている
ということは、
イレギュラーなことが
頻繁に勃発する過渡期である。

安定した平和な日々など遠い昔の話である。
いつ景気が回復し、いつ気候(二季)が四季にもどり
政治家がまともになって民を導いてくれるのか?
などという
平和ボケは彼方に放り投げたほうがいい。
これでハッキリしたと思うが
今は、とっさの出来事に対応できる能力を
だれもが持つことを強いられる時代なのである。
では、そのコツとは?
        つづく・・・

新しい門出

Congratulations!
画像

毎年恒例の結婚支援。
昨年12月に執り行われた。
インドの結婚年齢は早い。
女性はたいてい10代である。
育てられた親元を離れ、見知らぬ家族の一員となる。
この集団結婚式は、10組のカップルが式を挙げる。
初めて参加したとき、セレモニー進行役が
花嫁と花婿に対して、ある確認をしていた。
なにか。
「お互い『相手』は、間違いないか?」
という確認。
そう、結婚を前提としたこのカップルたちは
結婚式でお互い会うのが 2回目だったりする。
ゆえに
顔を覚えてないかもしれないのだ。
集団式なので、相手を間違えぬよう
司会進行役はその確認が何より重要事項だと。
新しい門出を応援するとき
こちらも身が引き締まる気がする。
2014年を迎え
あらたなる想いを馳せ、邁進していきたいと思う。
まずは、これ ↓
統合失調症の子どもたちを
社会復帰させるエキスパート

ハンク氏本
ただ今、邦訳中!
 ⇒